2008年 中途入社
コーポレート部門 課長
私は、4年間のアルバイト社員を経て、正社員に登用されました。当時は多摩エリアの駐車場に所属しており、他の駐車場のオープンの話を上司から聞くなどして、会社が大きくなっていくエネルギーを感じていました。私がアルバイトスタッフの頃から上司に言われていたのは、「駐車場はサービス業だ」ということです。キリッと制服を着て、接客に重きを置くのが我々の会社なんだ、と。そう話す上司は、かっこよかったです。この会社でなら、自分も働きたいと思えた理由でした。
その後、都内の複数の駐車場の所長やマネージャー業に従事し、2020年には総務部へ異動。現在は、課長を務めています。仕事内容は、主に庶務関連……と言っても、このページを見ている方には想像しづらいですよね。たとえば、入社式などの社内行事の取りまとめ役などです。ほかにも、社内会議のスケジュール調整や議事録の作成、本社で使うボールペンなどの備品の用意も総務部の仕事です。
私は10年以上現場にいたので、最初は異動の話を聞いて驚きましたが、年に1回のヒアリングで「本社の部署に興味がある」と伝えていたのを覚えてくれていたようです。ありがたいことです。
異動した当初は、うまくやっていけるかどうか不安でした。しかし、現場では知り得なかった駐車場オープンまでの本社側の苦労などを知ることができて、よかったと思っています。現場と本社の両方を知っている自分だからこそ、果たせる役目があるのかなと。双方の架け橋というか、縁の下の力持ちのような存在になれれば幸いです。現場の人からは、何か新しい規定などの追加があっても、「あいつが言うなら、相応の理由があるんだろう」と納得してもらえるようになりたいです。
他にも私が力を入れているのは、新入社員への研修です。コンプライアンスやガバナンスの取り組みの浸透は、今の時代、欠かせないものとなっています。軽い気持ちでした行動が問題視されれば、会社の信用が一気に地に落ちてしまう時代。一人ひとりが会社の顔なのだという意識を持って、働いてほしいと願っています。
一方で、自由な発想を持っていてほしいという思いもあります。と言うのも、自分が秋葉原にある駐車場の担当をしていた頃、“痛車”と呼ばれる、アニメキャラのデコレーションを施した車のオーナーさまに利用していただくことが少なくありませんでした。
そこで、本社とオーナーさまに許可を取り、痛車の写真を撮影してFacebookにアップしていたところ、いつの間にか“痛車の聖地”と呼ばれるようになりました。次第にテレビ番組の取材を受けたり、痛車のオーナー様たちと駐車場でオフ会を開いたりと、駐車場の枠にとらわれない運営をしていました。三菱地所パークスって自由で風通しのいい風土を持っている会社なんだな、と感じたのをよく覚えています。
これから入社してくる人も、駐車場の枠にとらわれずに自由な発想ができる方だと、よりいいのではないかと思っています。多様性がある企業になると、一層、社内が活気付いていくでしょうから。現在、三菱地所パークスは、働き方の見直しを行っている最中で、さらなるホワイト企業化に向けて奔走しているところです。本社ではフレックス出社が始まりましたし、現場でも気軽に代休を使える制度ができました。今後も、どんどん環境がよくなっていくので、私たちの働きに期待していてください。