2020年 新卒入社
施設運営部門 所長
就職活動時にアドバイザーの方から紹介していただいた、三菱地所パークス。お話を聞いた時は、監視カメラでも見ながら警備をするのかな、と考えていました。が、説明会に参加して、そうではないことがわかりました。三菱地所パークスの駐車場は、接客を大事にしていて、駐車場内に複数のスタッフがいるんです。無機質な駐車場ではなく、接客やコンサルによって、使い心地のいい温かな駐車場をつくっているんだ、という印象に変わりました。もともと、体育の教員になろうとしていた私は、人と接するのが大好きなので、とても好印象でした。親も三菱地所グループという大きな看板に安心していたこともあり、それが入社の決め手となりました。
現在は、渋谷ヒカリエ駐車場の所長を務めているほかにも、渋谷ソラスタの副所長を担当しています。スタッフのシフト管理やお客さま対応のほか、機械が停止してしまった時のトラブル対応、駐車場のオーナーさまとの定期的な報告会などが私の仕事です。入社当初にOJTで上司から仕事を教えてもらえるので、自分にできるかなと思った人も安心してくださいね。大事なのは、笑顔とハキハキした声、あとは挨拶を欠かさないことです。それさえできていれば、仕事は自然と覚えていくものなので大丈夫です。
研修時から数えると、これまで駐車場の現場を5つ経験したことになります。印象深いのは、現在の一つ前の職場の所長が掛けてくれた言葉です。シフトのルールやアルバイト社員の配置について、改善点が浮かんだので所長に相談してみたところ、「どんどんやってみな」と言ってもらえたのが記憶に残っています。「失敗したら、おれたちが責任取るから」とまで言ってくれて、いきいきと働けるきっかけになりました。また、自分の提案がいい結果をもたらすと、自分の存在価値を認められるようにもなるんです。これって、生きていく上で、とっても大切なことだと思っていて。その所長には、今でも感謝しています。
実際、その後も50人ほどのシフト管理を自分が任されることになり、うまくシフトを回せた時も自信につながりました。「次は、渋谷ヒカリエの所長だよ」と人事を通達された時も、まだ若い自分に任せてくれるんだという、よろこびがありました。大きな現場とあって緊張感もありましたが、以前から在籍しているスタッフにわからないことは隅々まで聞いて、自分はこの現場では新人なんだ、という謙虚な気持ちで臨むようにしました。そうすると、周りも心配してか、協力的な態度で接してくれたのがうれしかったです。
もう一つ、忘れられない出来事があります。まだ2年目だった頃、駐車場のオーナーさまから上司に「あの子は、何か頼むとすぐに動いてくれるから助かる。信用している」という伝言を残してくださったのです。日々の積み重ねを見てくれる人がいるんだ、と感激しました。
自分が働く上で大切にしているのは、その駐車場に関わる全ての人が幸せになれる職場づくりです。そんなのきれいごとだ、と思う人もいるかもしれませんが、みんな平等に労働を楽しみ、自分の存在を肯定できるような職場になればいいと思っています。そのために何ができるかは、まだまだ考えなくてはいけませんが、志は高く持つようにしています。
ゆくゆくは、現場での知見を他部署で生かしていければと思っています。特に、社員の教育を担っている部署で働くことができれば幸いです。現場のことも知っていて、本社のことも知って、双方の架け橋のような存在になっていければと考えています。